魔法とかの設定

魔法とか魔術とか法術とか呪術とかあとなんだっけ。

魔法と魔術の違いは理論によるか感覚によるかの違い。
手法に則って使用が可能なものと、天賦の才に左右されるものという違い。

それとはまた別の体系について。
一定の制御法に則って使用される魔術、制御術式（仮称）。
制御法を学べば、誰にでも使用可能。
もしくは制御法を知らずとも、キーとなるものを用いることによって、発動が可能。
複数あるモノリスがそれぞれ統括する格納庫（ライブラリー）に収められた実行式（プログラム）を使用し、ある程度までは上位の制御式を実行することが出来る。ただし実行式の閲覧権限及び使用権限はIDに付与するものなので、誰でも使用ができるというわけではない。
汎用的な実行式及び応用性のある実行式は、予め各モノリスの第一格納庫に収められている。実行式の所在を指定しなければ、第一格納庫より実行式は検索され、制御式へと検索結果を返す。

たとえば街灯を灯すのにいちいち制御式を書くのは手間なので、予め記述が固定された制御式を使用し、実行の指令を発動させるだけの状態にしている。指令を打ち込むだけならば、制御式や実行式の知識がなくとも打ち込み方さえ知っていれば誰にでも出来る。
但し、ものによっては実行通知を自身へとする指定が書かれている場合があり、その受け取りは素地がなければ心臓に悪いので、やたらと指令を打ち込むのはお勧めしかねる。
こういった汎用的な使われ方をする実行式はもちろん、どのモノリスの第一格納庫にも収容されている。第一格納庫の実行式はそれぞれのモノリスである程度共通だが、モノリスの独自性による実行式も少なからず存在するため、まったく同じ内容とは限らない。この違いを設計思想（アーキテクチャ）の違いと称する。
また、予め固定された内容を定義式として記述することも可能。その場合は制御式内に定義式を呼び出す一文を記載する。格納先は主にモノリスに定められた定義式格納庫（プロシージャライブラリ）だが、格納先を別途指定することも可能。

制御式にはもちろん、一定の文法が存在する。
まずは制御式である旨の宣言を行う宣言部。
どういった処理を行うのかを表示する命令部。
命令部のなかで、実行式を指定し、その範囲及び効果を指定する。
また、宣言部ではどのモノリスの発令装置（イニシエータ）を使用し、区画分けされた実行部位のどの区画で発動させるかなどを記載する。
もちろん、記載が間違っていると、期待した効果は得られない。
宣言部はあるいは様式部、とも。

命令部では固定情報（データセット）の扱いを示す。